エラー解決済!StabilityMatrixのMac版

Stable Diffusionを導入してみました。

目次

StabilityMatrixのMac版がくる!

2024年2月にStabilityMatrixのMac版がきました。2.79までMac版がありませんけど、2.8からMac版が復活したようです。ちょうどよいタイミングでしたね。このソフトのためだけに仮想環境に構築するのはやりたくなかったため。

StabilityMatrixのMacをインストール

GitHUBからダウンロードしてインストールするだけです。

最新版をダウンロードします。
StabilityMatrix-macos-arm64.dmgをアプリケーションに配置。
起動します。

Portableモードの設定はデメリットがなさそうなので入れた方がよさそうです。他のマシンで使う場合、データ移行が簡単そうです。

Yes, the Data Directory in both Portable mode and selected directory mode is able to be moved to another computer.In portable mode, simply move the “Data” folder along with the app

https://github.com/LykosAI/StabilityMatrix/wiki/FAQ-%26-Troubleshooting

ただ、Applications/Dataなので、Dropbox環境の対象外になってしまいました。この点は留意事項としておきたいです。バックアップ用にdataフォルダだけ取っておけばいいのかな(?)ポータブルをチェックするとフォルダの位置が変えられるようです。

次にUIを選びます。

  • Stable Diffusion WebUI (Recommended): シンプルで使いやすい、Gradioライブラリに基づいたブラウザインターフェースです。初心者や、使い勝手の良さを優先するユーザーにおすすめです。
  • ComfyUI (Advanced): 高度なカスタマイズが可能で、より多機能なGUIとバックエンドを提供します。熟練者や特定のニーズを持つユーザーに適しています。
  • Stable Diffusion Web UI-UX (Advanced): モバイルフレンドリーで、カスタマイズ可能な高度なデザインを特徴としています。デザインの品質やモバイルでの使用に重点を置くユーザーに適しています。
  • InvokeAI (Expert): 専門家向けの高度な機能を備えたクリエイティブツールです。専門的な機能が必要な上級ユーザーやプロフェッショナルにおすすめです。

次にモデルが表示されますが、ここから選ばなくてもよいようです。閉じるを選ぶとインストールされます。宣伝用のモデルみたいなものですかね。

個人的にStable Diffusion WebUI で小一時間ほど遊んだのち、すぐにComfyUIに移行する予定でした。

Stable Diffusion WebUIとComfyUIの違いは、VRAMの使用率が変わってくるためPC選びの記事でまとめました。

ComfyUIを選んだ理由として、Stable Diffusionを使っている人で気になる人は、みんなComfyUIを使っていたことも少しあります。詳しくは上記のリンク先をご覧ください。

StabilityMatrixのエラー

最初にStable Diffusion WebUI をいれようとしたらエラーがでました。

Package Modification Failed

エラーがでました。

Stable Diffusion WebUI は次のエラーがでて止まってしまいます。

*******************************************************************************
Requirements should be satisfied by a PEP 517 installer. If you are using pip, 
you can try `pip install --use-pep517`. 
********************************************************************************


しかし、ComfyUIを選んだら、あっさりとインストールできました。

Stable Diffusion WebUIはもともと少し遊んでみようか程度で、すぐにComfyUIに移行する予定だったので、まあこれでよしとしました。

このエラーはスルーしました…。

AttributeError: module ‘mpmath’ has no attribute ‘rational’

ComfyUIは問題なくインストールできました。

緑色の[Launch]のボタンを押すログがながれます。しかし、その後、またエラーがでてしまいました。

AttributeError: module ‘mpmath’ has no attribute ‘rational’

StabilityMatrixのログ

StabilityMatrixの更新通知がきていたため、エラー原因を探る前に先にアップデートしましたが、症状は変わりませんでした。

次にmpmathがなかったのでインストールしてみることに。しかし効果がありませんでした。

MBP ~ % pip3 show mpmath
WARNING: Package(s) not found: mpmath
MBP ~ % pip3 install mpmath

mpmathはPythonで利用できる数学関連のライブラリの一つで、高精度の算術演算を行うことができます。浮動小数点演算、複素数演算、特殊関数、行列演算など、幅広い数学的機能を提供します。特に、任意精度の算術演算をサポートしており、科学計算や数値解析の分野でよく使用されます。

その後、StabilityMatrixの2回目のアップデート。同時進行でkrita-ai-diffusionも別途導入に動いていました。そのため、Python 3.10.6にあげました。MacOSに原因があるかもと、マイナーアップデートをしたら動きました。確定的なことは言えないのですが、おそらくマイナーアップデートで動くようになりました。

macOS Monterey(12.3→12.7)

OSのアップグレードは他に影響がでるため避けました。

MacOSのマイナーアップデート

アップルマーク > このMacについて > アップデート > ほかにもアップデートがありますの[ 詳しい情報… ]

マイナーでもそこそこ時間がかかります。

StabilityMatrixのアップデート

参考までにアップデート方法です。

更新あり > Install now

ちなみに、ComfyUIのアップデートはPackageの方に通知がきています。

ComfyUIのサイズエラー

1080pはエラーになりました。また、長辺を504px以上にする必要があるようです。

  • 4320p(8k): 7680×4320
  • 2160p(4K): 3840×2160
  • 1440p(2k): 2560×1440
  • 1080p(HD): 1920×1080
  • 720p(HD): 1280×720
  • 480p(SD): 854×480
  • 360p(SD): 640×360
  • 240p(SD): 426×240

サイズを大きくすると、次のエラーがでて進みません。

Reconnecting...

小さめに書き出した上でAIの画像拡大ツールを使う必要がありそうです。

ご参考になれば幸いです。

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